シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
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 今週末、京都でヤン・イクチュン、キム・コッピ、松江哲明、杉野希妃による公開シンポジウムが開かれ、ヤン・イクチュンの幻の日本インディーズ・フィルム・デビュー作『けつわり』が上映されます。

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<公開シンポジウム> 親子・暴力・越境 ─ 混成アジア映画の可能性
 12月2日(金) 18:00~20:00
 京都大学医学部創立百周年記念施設 芝蘭会館・山内ホール
 入場無料(事前登録不要)

 パネリスト:ヤン・イクチュン、松江哲明、キム・コッピ、杉野希妃
 参考上映:『けつわり』(2006年/27分/監督 安藤大佑/主演 ヤン・イクチュン)

 主催&問合せ:京都大学地域研究統合情報センター
     ciasjimu@cias.kyoto-u.ac.jp(半角で送信してください)
     TEL 075-753-9603(代表)
 http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/~yama/film/Images/konsei.pdf

 『けつわり』は、『まぶしい一日』を上映したシネマコリア2006で、併映した作品です。監督の安藤大佑さんは韓国留学中に『まぶしい一日』の製作に参加。『宝島』編でヤン・イクチュンと知り合い、自作『けつわり』への主演をオファーしたとか。現在、徐々に増えてきている日韓インディーズ・ハイブリッド映画の先駆け的作品です。

 『けつわり』が公の場で上映されるのは、シネマコリア2006以来のこと。半ば“幻の作品”化していた短編映画ですが、今回は『宝島』の盟友・杉野希妃さんたっての願いで5年ぶりの上映が実現したそうです。

 シンポジウムでは、『けつわり』に加えて、ヤン・イクチュン、キム・コッピ、杉野希妃主演の『マジック&ロス』などをフックにした“越境する映画”について、そして韓国バイオレンス映画の定番である親子関係について、語られると思われます。

『けつわり』
a0101620_1129503.jpg 『まぶしい一日』の製作にスタッフとして参加した安藤大佑監督が、祖父の実話をベースに戦時下における朝鮮人と日本人の交流を描く。昭和18年、福岡の筑豊地方。炭鉱から逃げ出してきた朝鮮人坑夫を、いじめられっ子の少年が家にかくまう。次第に心を通わせていくふたりだが、捜索の手は目前に迫っていた。主演は『まぶしい一日』の『宝島』にも出演し、韓国インディペンデント映画界で監督・俳優として活躍するヤン・イクチュン。題名の「けつわり」は当時の炭鉱用語で、仕事を放り出して逃走する人を指した言葉(シネマコリア2006のパンフより)。

予告編 http://www.youtube.com/watch?v=Ax4Taa47svw


 もう一点、現在、NHK佐賀放送局でディレクターとして活躍されている安藤大佑さん(『けつわり』の監督です)のラジオドラマが放送されます。

『些細なうた』
 12月3日(土) 22:00~ FMシアター(NHK-FMで全国OA!)
 作:田坂哲郎 演出:安藤大佑
 出演:松尾れい子、三浦祥朗ほか
 http://www.nhk.or.jp/audio/prog_fm_future.html

 2日続けての安藤監督作品、どうぞお楽しみください。
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by seochon | 2011-11-28 11:38

李鳳宇、完全復活?!

 明日、11月18日(金)17時より、韓国文化院ハンマダンホールにて「第3回韓国文学読書感想文コンテスト表彰式・トークイベント・映画上映会」が開かれます。韓国の小説『菜食主義者』を題材に、読書感想文コンテストの表彰式、この小説を映画化した映画『花を宿す女』の日本初上映、そして関連トークという構成。「韓国文学」のことを最近では「K-文学」といったりするのだそうですが、映画と文学を結びつける面白いイベントですね。

 さて、今回のトークイベントのゲストのうちお一人が李鳳宇さん。昨年1月、シネカノンが事実上倒産して以来、一般の観客の前でお話しされるのは、ひょっとしたらこれが初めてかも知れません。上映される映画や文学に加えて、ご自身の今後についてどんなお話しが出るのか興味深いですね。

 ちなみに李鳳宇さんの現在の肩書きは

スクリーニング・パッド映画学部長
移動映画館 MoMO 総支配人

の2つ(他にもたくさんあるのかも)。これまで通り、スクリーニング・パッドで後進の指導を続けながら、今年は移動映画館プロジェクトを立ち上げ、東日本大震災の被災地を巡回する「東北映画祭2011」をプロデュースされています。同映画祭では、韓国映画『レイトオータム』と『裸足の夢』も上映中。

 また、映画プロデューサーとしては、今年4月に映画製作会社SUMOMOを設立して、冒険小説家・船戸与一の原作を映画化した『EDEN』を準備中。この作品は、新宿2丁目のクラブ「EDEN」を舞台に7人のゲイの生き様を描いた人情劇で、主演は反原発で鳴らした山本太郎とのこと。これまで通り反権力サイドから描いたマイノリティ映画になるのでしょうね。監督は『ボーイ・ミーツ・プサン』『カフェ・ソウル』ほかの武正晴。出演は、山本太郎ほか『パッチギ LOVE & PEACE』の中村ゆりなど。来春公開予定。

 これまで人前に立てない/立ちづらい時期もあったようですが、移動映画館の「東北映画祭2011」プロジェクトでマスコミ取材を精力的にこなした後の今回のトークイベント参加。李鳳宇さん、完全復活といって良いようです。


■第3回韓国文学読書感想文コンテスト表彰式・トークイベント・映画上映会
 http://www.koreanculture.jp/info_news_view.php?number=1725

■スクーリング・パッド
 http://www.schooling-pad.jp/

■移動映画館 MoMO オフィシャルサイト
 http://www.cinemacafe.net/official/momo-project/
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by seochon | 2011-11-17 18:20