シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
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 来年開催される映画祭をチェックしていたら、文化庁メディア芸術祭で、 キム・ヨングン&キム・イェヨン監督の最新作『CITY』が、短編アニメーション部門で審査委員会推薦作品として上映されるのを発見。

 キム・ヨングン&キム・イェヨン監督といえば、今年、名古屋で初開催した「花開くコリア・アニメーション」でゲストとしてご招待した現役の大学生カップルです。下の写真は花コリ in NAGOYA のトークの模様。

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 男性のヨングンさんは落ち着いた感じの理論派、女性のイェヨンさんは社交的な行動派といった趣でしたが、舞台挨拶するとき、Perfumeのように「キム・ヨングンと…」「キム・イェヨンです!」と自己紹介するのがとってもさわやかでございました。「私たちは二人でひとつなんです」といった感じが伝わってきて。

 私はイェヨンさんと話す機会が多かったのですが、非常にオープン・マインドな方でしゃべりやすかったですねぇ。誰とでもうまく接することができるだけでなく、相手から色々な要素を引き出してあげる、そんな能力を持った人なんだと思います。

 というのも、花コリで上映した『お散歩いこ』は、“視覚障害者の感性”を映像で描写した革新的な意欲作。まずは、主人公の目の見えない男の子と仲良くならないと成立しない映画なのですが、勝手に想像するに、男の子と親しくなって、彼から様々な感性や言葉を引き出したのは、イェヨンさんだったのではないかなあと。。。

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『お散歩いこ』の主人公ヨンガンくん


 新作の『CITY』がどんなタイプの作品かは知らないのですが、お二人の人間性が反映された素敵な作品に仕上がっていることでしょう。


第14回文化庁メディア芸術祭
 期間:2011年2月2日(水)~2月13日(日)
 会場:国立新美術館
 作品:『CITY』 原題 都市/2010年/5:00/監督 キム・ヨングン、キム・イェヨン/アニメ
     『DUST KID』 2009年/10:00/監督 チョン・ユミ/アニメ
     『ちいさな恋人』 原題 ちいさな恋人/2010年/4:30/監督 キム・イェウォン/アニメ
 http://plaza.bunka.go.jp/


 一方、こちらは今日届いた『ビー・デビル』の試写状。

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 まるでホラー映画のようなおぞましいビジュアル。ヨングン&イェヨンさんとは真逆に位置する作品だなあ。(^^; 裏面には

 『チェイサー』のナ・ホンジン、『息もできない』のヤン・イクチュンに続く、新たなる才能!

といった惹句が踊っています。

 シアターN渋谷にて、来年ロードショー
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by seochon | 2010-12-28 00:32
 社会人類学の分野、特に韓国シャーマニズム研究で高名なC教授からメールをいただく。

 内容は「大学で『風の丘を越えて~西便制』を上映したいのだが、どのように許可を取ればよいのか?」というもの。

 類似のご質問は年に何回か頂戴する。

 答えとしては「日本で作品の権利を持っている会社に連絡して自主上映の許諾を得る」ということになるのだけれど、いわゆる自主上映ではなく、講義内の参考上映程度であれば、つまり教育上必要最小限の上映であれば、著作権者の許諾を得ずに上映することは法律上認められている(ただし全編上映はNG)。

 映像・映画関係の講義で、実際に映画本編を学生に鑑賞させるのはよくあること。学生さんからは「全部見たいのに途中で終わる、良いところで終わる」といったクレームの声(?)を聞いたりもしますが、これは担当の教員が著作権法を遵守しているということですので、学生の皆さん、どうぞご理解を。(^^

 C教授がどういったタイプの上映をお考えかは文面からは分からないのですが、もしいわゆる自主上映に近い、全編上映だとするとちょっとやっかいかも知れないですね。『風の丘を越えて~西便制』くらい古い作品だと権利切れでもう日本に上映権がなくなってしまっているかも知れないので。そういう時は、韓国の権利元に問い合わせることになるのですが、そうなると途端にハードルが上がります。

 上映が困難な旧作について韓国映画界とのパイプ役を買って出てくれる会社があるといいのですが。。。

 可能性があるとしたら、今年『クロッシング』を配給した太秦さんとかかなあ?

 来年、1980年代の旧作『風吹く良き日』や『鯨とり -コレサニャン-』を改めて公開しようとしている素敵な会社なので。


 そのほか、あきた十文字映画祭の関係者Tさんからもメールが。

 「来年の映画祭で、真!韓国映画祭2011作品どうでしょ?」と問い合わせていたのですが、「上映作品はもう決まっちゃったみたいです」とのお返事。そりゃ、そうですわね~ アプローチ遅すぎですもん>ぢぶん(^^;

 でも「次回からは上映検討できるよう早めにご連絡します」とのお言葉もいただけたのは収穫。ささやかな映画祭ですが、少しずつ改善して、全国で上映してもらえるようにしなくては。


 その真!韓国映画祭2011ですが、名古屋では昨日から始まっています。皆さん、もうご覧いただけましたでしょうか?(^^

 “打ち込み”はどうだったんだろう? 今回は、配給には参画していないとはいえ、やはり気になる。あ、“打ち込み”というのは初日の観客数のことです。恐ろしいことに、“打ち込み”の数字で最終的な観客数がほとんど分かってしまうのです。それだけに宣伝がうまくいったときは楽しみ。そうでないときは、とて~も怖いのが“打ち込み”なのです。


 最後に、真!韓国映画祭2011上映作品、最後の予告編をば。





 『小さな池 -1950年・ノグンリ虐殺事件-』。

 朝鮮戦争中に起こった米軍による民間人虐殺事件を描いた作品です。

 ひじょ~に力のある予告編です。そのせいか既にGOOD評価が2票も入ってます。

 来年は、『戦火の中へ』も公開されることですし、マスコミでもちょっとした朝鮮映画特集が組まれるかも知れませんね。これまで知られてこなかった学徒動員の話しや民間人殺戮事件など、市井の人々が戦渦に巻き込まれていく様は、戦中派にこそ共感をもって迎えられるかも知れません。

 予告編の字幕は、桑畑優香さん。ライター&通訳としてご活躍の方ですが、今回、いの一番に翻訳公募にお申し込みいただきました。ありがとうございます。

 ちなみに、この予告編は韓国内版で、事件が起こった経緯など、韓国人には既知の情報はカットされています。そこを日本人にもわかりやすく独自にテロップを入れて工夫されています。聞けば、桑畑さん、以前は報道番組ディレクターをされていたとか。なるほど、こういうタイプの映像に強いハズです。
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by seochon | 2010-12-26 23:33

ゆく人、くる人

 昨日は一足お先に仕事納めでした。

 映画も今年は見納めになるかもと久しぶりにハシゴ。

 見たのは、BONNIE PINK &サトエリの『フラレラ』と、リドリー&ラッセルの『ロビン・フッド』。

 『フラレラ』は見事に男性観客ばかり。『ロビン・フッド』は反対にカップルばかり。

 逆だと思ったんですけどね。(^^; 世の中、そんなもんでしょうか?


 『フラレラ』は音楽にインスパイアされた短編オムニバスという点にひかれて鑑賞。

 昔(今もですが)、『もし、あなたなら~6つの視線』を配給したとき、「オムニバス作品って、印象に残るのは、6本あれば良くて4本、酷いと2本くらいだけど、この作品は全作品いいですね」との評をいただいたことがあるのですが…

 うーん、『フラレラ』は2本…のほうかな。

 でも、たとえ1本だけでもお気に入りの作品があれば満足できるのがオムニバスの強み。

 今回は第5話がGOODでした。ほぼ全編ブログの画面だけで構成されている珍しい作品。オーナーの書き込みとそれに対するコメントのやりとりで、ネットを通じたコミュニケーションの善と悪を描ききってます。それはネットワーカーなら誰しも一度は経験するすることで、クスクス笑いながらもハッとさせられます。

 いやいや、こんな映画の作り方があるんだなーと久しぶりに感心させられました。

 監督は誰だろうと思ってエンドクレジットに注目していたら…

 中島哲也。

 なるほど。

 ほかの5人は映画監督ではなく、映像クリエイターのようで。

 格の違いを見せつけられた感じです。


 そのほか、第2話で、ちょっと気になってた女優さんを発見。「秘密のケンミンSHOW」の「辞令は突然に…」で東京一郎の妻役を演じている人なんですが…

 これまたエンドクレジットを注目していたら、黛英里佳という人だそう。

 まだ、あまり映画では活躍されてないようですが、要チェックですね。


 『ロビン・フッド』は大満足な一本でした。

 もともと伝説である義賊の物語を再解釈して、我々がよく知っているロビンが誕生するまでを描いているのですが、史実をたくみに織り交ぜていて、ものすごい本物感があるんです。十字軍とかマグナカルタとか。世界史は苦手だったんですが(王の名前で何世というのが覚えられない)、こういう映画見ながらだったらすいすい頭に入ったかも。リドリーの映像も相変わらずいいですねぇ。


 深夜に帰宅すると、退職しました、転職しましたメールが数通。

 入れ替わりの激しい映画界ですが、今年もそんな時期になりましたか。

 以前、ぴあ&PFFでお世話になったMさんが、来年、大阪アジアン映画祭のパブリシストをされるそう。

 知っている人が担当だとやりやすいなあ。「韓国映画ならシネマコリア」とわざわざご挨拶いただけるのもウレシイもんです。
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by seochon | 2010-12-25 23:34
 先日、真!韓国映画祭2011の名古屋会場=シネマスコーレで映画を見たら…

 B級の匂いがプンプンする麺妖な予告編が。(^^;

 それがコレ。

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 名古屋飯というものが全国的にブーム(?)になっているおかげで…

 味噌煮込みうどん、味噌カツ、ひつまぶし、手羽先あたりの認知度はグーンとアップ。

 そんな中、ひとり取り残されてしまった名古屋っ子のソウル・ヌードル「きしめん」にスポットライトを当てた映画。それが、この『キシメンちゃん』と『名古屋MEN'S物語』なのでございます。メン映画って『UDON』以来かしら? 『タンポポ』に負けない名作…にはなりようがないチープな企画ですが、これが結構面白いらしいのです。

 経産省の地域映像人材育成事業から引っ張ってきた助成金で製作費のほとんどをまかなっているご当地映画。今年、あいち国際女性映画祭で来日した韓国の若手監督のロケハンにちょっぴり協力させていただいて以来、名古屋で映画作りをする方々との交流が増えてきているワタクシとしては外せない作品デス。

 名古屋では、年末12/31まで夜1回上映。真!韓国映画祭2011にご来場の皆さま…

 どうぞ <ついでに> ご覧になってみてください。

 なにせ、2本で40分の尺。

 なにせ、入場料=当日200円均一。

 なにせ、もれなく、きしめん乾麺プレゼント。

 なにかのついでに鑑賞するのがもってこいの作品です。(^^;


 恐ろしいことに、東京ではトリウッドで現在上映中。

 年明けにはポレポレ東中野で2週レイトショー。

 大阪・ナナゲイでも上映されますヨ。

http://www.nagoyamen.info/
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by seochon | 2010-12-24 03:52
 早いもので、今週末から、真!韓国映画祭2011 in NAGOYA が始まります。

 ちょっと間が空いてしまいましたが、予告編4本目は『キュレーター、ジョンフンさんの恋愛日記(原題 8回の感情)』。2006年の東京国際映画祭で、デビュー作『夏が過ぎゆく前に』が上映されたソン・ジヘ監督の第2作です。





 字幕を付けていただいたのは、シネマコリアのスタッフでもある加藤知恵さん。

 加藤さんとは、以前から知り合いだったのですが、昨年のシネマコリア2009で観客として来場されたのをきっかけに今年初め正式にスタッフに入られました。東京外国語大学で朝鮮語を専攻&漢陽大学の修士課程で映画の研究をされた方で、鄭用琢(チョン・ヨンタク)先生の愛弟子。シネマコリアでは主に翻訳&通訳でご活躍いただいています。今年の真!韓国映画祭 in TOKYO では来日ゲストの通訳、春先の花開くコリア・アニメーション in NAGOYA では受付&通訳をしていただいてますので、もう既に舞台上の加藤さんをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

 字幕は初めてなのと、ちょっと特殊な予告編(ナレーションが延々と流れている)ということで、色々ご苦労があったようですが、なかなか工夫した字幕を付けてくださっています。どうぞ、ご覧になってみてください。


 それにしても、この予告編を見たら絶対に「海外旅行映画」と勘違いされるだろうなあ。(^^;

 前もってお話ししておきますと、この映画の舞台のほとんどは韓国内です。一部、海外旅行をするシーンがあり、その部分に、人間の男女を動物の雄雌にみたてたナレーションを付けたところ好評を博したそうで、その結果、予告編はこの海外旅行のシーンを使って作成されたとか。。。

 韓国内では「男の感情をうまく表現した映画。だからこそ後味が悪い」、「結婚適齢期の女性なら絶対見るべき」と評されたオトコのホンネ丸出し映画。そういう映画を女性監督が撮っているというのが面白いですネ。
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by seochon | 2010-12-23 23:53

小さな幸せ=明日の活力

 真!韓国映画祭2011上映作品の予告編、3本目は『ささやきの夏』でございます。

 『ソウルのバングラデシュ人』に引き続き、具美佳さんに字幕を付けていただきました。





 今回は、社会派テイスト系2本と、いろんな意味で大人の恋愛ドラマ3本がラインナップされていますが、この『ささやきの夏』は唯一(?)といっても良いくらい、さわやかーな恋愛物でございます。ベタですが「初恋を思い出させてくれる…」「心温まる…」といった惹句がよく似合う作品なのですね。

 また、喜怒哀楽の激しいコテコテ系コリアン恋愛映画ではなく、日常の些細な出来事を積み上げていって、最後にちょっぴり幸せな気分にさせてくれる、どちらかというと日本映画的な作品です。

 ものすごいゲイジュツ性を持った映画や、たたみかけるような号泣ドラマ、人生について深く考えさせてくれる哲学的な作品など、映画には色んなタイプがありますが、個人的に一番好きなのは、こういった心温まる小品だったりします。映画館に行くたびに、大感動ばっかりしていたら疲れてしまうので。(^^;

 仕事帰りにちょっと見て、小さな幸せをもらって、明日の活力にする。映画というのは私にとってそういうものでもあります。

 この『ささやきの夏』は、今回の映画祭で6本完走を目指す方にとっては、まさしく一服の清涼剤のような映画になるでしょうネ。

 恋のキューピット役演じる、ネコちゃんにも注目です。ネコ好きにはたまらんかもデスヨ。
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by seochon | 2010-12-15 19:18
 『坡州 パジュ』に続いて、『ソウルのバングラデシュ人(原題 バンドゥビ)』の韓国版予告編字幕が完成しました。





 今回は、CS放送を中心に、韓国語の映像翻訳者として活躍している具美佳さんに字幕を付けていただいています。ありがとうございます!


 外国人労働者問題を正面から取り扱った作品としては、1997年の『バリケード』が嚆矢ですが…

 国が出資して製作した人権オムニバス『もし、あなたなら~6つの視線』の一編『N.E.P.A.L. 平和と愛は終わらない』(2003年)。

 今回、真!韓国映画祭で上映するインディーズ作品『ソウルのバングラデシュ人』(2009年)。

などを経て、今年、商業映画『パンガ?パンガ!』が公開されました。

 モノやカネだけでなく、ヒトの移動が活発になる昨今。映画の中に外国人労働者が登場するのは珍しいことではありませんが、『パンガ?パンガ!』のようにコメディ映画として商業公開してしまうというのは… 日本映画でそれに類する作品はあるのかな?

 『パンガ?パンガ!』の監督は、シネマコリア2005で『達磨よ、ソウルへ行こう』を上映したユク・サンヒョ。同監督が、シネマコリアで来日された際、ティーチインで「次回作に考えているのは“外国人労働者問題を扱ったエンターテイメント・コメディ”」と発言されていたのを記憶されている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか? あのときの“外国人労働者問題エンタメ・コメディ”がまさしく『パンガ?パンガ!』です。


 と、話が『パンガ?パンガ!』にそれてしまいましたが、本題は『ソウルのバングラデシュ人』。

 メルマガで上映決定の報を流したところ…

 インド映画研究家のPさん(仮名)から「ミニコミ誌にチラシ封入しましょうか?」というありがたい申し出を受けました。そうか、『ソウルのバングラデシュ人』があると、南アジアが対象のミニコミ誌でも紹介してもらえるんだ!

 「そういえば、韓国映画に出てくる外国人労働者って日本より南アジア系が多い気がしますねー」

とかなんとかやりとりしていると…

 日本の研究者で、バングラデシュ専門の方や、韓国におけるバングラデシュ人労働者問題の研究者を紹介しましょうか?という更に更にありがたいお言葉がっ!

 こうやって映画を上映することで人脈が広がっていくというのは、映画紹介の醍醐味のひとつですね。

 ところで、韓国語がある程度できるPさんをもってしても…

 字幕がないと作品の雰囲気は伝わらないようで…

 「予告編見たんですけど、『ダーリンは外国人』みたいな映画ですか?」

という質問が。(^^;

 やっぱり字幕は大事だなー。
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by seochon | 2010-12-12 23:43
 東京の枝川朝鮮学校で、60人の日本・在日・韓国のアーティストが集まったアートイベントが開催されます。

 会場は、来年2011年初に解体される予定の枝川朝鮮学校校舎です。

 詳細は、以下のチラシ画像をご覧ください。

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by seochon | 2010-12-09 17:46
 ひさしぶりに『まぶしい一日』の記事を書いたら…

 安藤さんから近況報告メールが。

 ここで安藤さんについて軽くご紹介。

 安藤大佑さんは、東京外国語大学で朝鮮語を専攻。韓国に留学中、数本の映画制作にかかわる。そのうちの一本が日韓の若手監督・俳優・スタッフが参画した『まぶしい一日』。光復60周年となる2005年に日韓関係を描く作品として企画されたオムニバス映画です。安藤さんは、3本のオムニバス全てに制作スタッフとして参加。第一話の『宝島』では主人公のおじいさんの若かりし日の写真役で出演もされています。そして、この作品で主人公に因縁つける高校生役で出演していたヤン・イクチュンと出会い、親友の間柄に。翌年、帰国して、ヤン・イクチュンを主演に抜擢した映画『けつわり』を制作します。

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『けつわり』撮影中のひとこま
(左)安藤さん、(右)ヤン・イクチュン


 『まぶしい一日』と『けつわり』は、同年開催されたシネマコリア2006で上映されますが、安藤さんは東京&福岡会場で通訳・ゲストとして抜群のパフォーマンスを発揮。そして、翌年、NHKに就職。現在は、佐賀放送局で番組制作をされています。『息もできない』福岡公開時には、来日したヤン・イクチュンの通訳を担当。その以心伝心な通訳ぶりは会場にいた観客に深い感銘を与えました。


 この安藤さんが脚本&監督を担当したドラマが全国放送されます。

「私が初めて創ったドラマ 怪獣を呼ぶ男」
 制作:NHK佐賀放送局
 監督・脚本:安藤大佑
 出演:星野源、長澤奈央、渡辺哲

<放送日程>
 12/10(金)21:30~21:55 NHK BShi
 12/14(火)7:00~ NHK BShi
 12/16(木)23:45~ NHK BS2
 http://www.nhk.or.jp/saga/drama

 これまでもニュース番組などでご活躍なのは知っていましたが…

 ついに脚本&監督メジャーデビューです!!

 フィルムコミッションを通じて怪獣映画のロケ地を探すという内容、そして「私が初めて創ったドラマ」というサブタイトル。安藤さんの実体験も反映された内容になっているんでしょうか? さっそく、ディーガで予約録画セット完了。

 先ほどの記事で紹介した『まぶしい一日』へのコメント、「この作品を否定する人がいたら私が許さない!」じゃないですが…

 無条件で応援したい作品があるというのは幸せなことです。


 それにしても安藤さん。入社3年目でドラマ演出デビューというのがNHK的に早いのか遅いのか分かりませんが、将来は大友啓史( 『ハゲタカ』『白洲次郎』『龍馬伝』など)のようになっていくのでしょうか。

 大友が大森南朋なら、安藤はヤン・イクチュン。近い将来、安藤監督演出&ヤン・イクチュン主演のNHKドラマが全国放送されたら、こんな愉快な話はありません。そして、ドラマ大好評につき映画版も製作され、安藤さんは晴れて映画監督デビュー。そして、ヤン・イクチュンは邦画メジャーデビュー。

 筋書きはばっちり。単なる妄想か? それとも先見の明があるのか?

 とにかく“楽しみ”の一言デス。




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by seochon | 2010-12-08 02:52

孫を見る目線

 福岡映画サークル協議会さんでの『まぶしい一日』上映、ぶじ終了。

 代表の方と、今回『まぶしい一日』の上映を提案してくださった方から礼状をいただく。

 いわく

 お客さんの数は多くはなかったけれど…

 わざわざ他県から来られたお客さんもいらっしゃり…

 普段は厳しい感想が多いそうですが…

 「大変良かった」
 「興味深かった」
 「素晴らしい!!」

といった好評に加えて…

 「こんな若者もいることが分かった。たのもしいなあ。」
 「この作品を否定する人がいたら私が許さない!」

といった熱いご意見までいただけたとか。

 集客がイマイチとのことですが、一日の上映としては実は多いほう。2回上映した結果、観客が分散してしまったのかな? とにかく、こういったささやかなインディーズ映画を上映して下さる団体様の存在は我々にとって大変ありがたいデス。そもそもが劇場にかからない映画を紹介しているので、動員が苦しいのは承知のこと。それでも配給&上映しようという意志を持った者同士の協力関係は今後とも深めていきたいですね。

 “熱いご意見”は年配の方でしょうか? 孫を見る目線?(^^ ほほえましくもそういう見方ができるのも、この作品の魅力です。

 今回、もっとも評価が高かったという第一話の『宝島』。この作品の杉野希妃さんが主演&プロデュースした『歓待』もヒューマントラスト渋谷にて来春公開が決定。

 映画というものは一本撮って終わりではないので…

 作品にかかわった方々の活躍を末永く応援していただければ、それがまた映画を見る違った楽しみを生み出します。

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by seochon | 2010-12-07 14:24