「ほっ」と。キャンペーン

シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28

<   2007年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧

 今回、訪問した施設のうち、韓国映像資料院について、ご紹介いたします。

 韓国映像資料院は、日本の東京国立近代美術館フィルムセンターに相当する施設で、フィルムや映像関係資料の収集・保管・活用をしています。もともとは江南の「芸術の殿堂」内にあったのですが、今年の5月、ワールドカップ競技場の近くにあるデジタル・メディア・シティ(DMC)団地内に引っ越しました。URLは

http://www.koreafilm.or.kr/

です。最寄りの駅は一応、地下鉄6号線の「ワールドカップ競技場」駅なのですが、歩くには遠く、タクシーが捕まえにくい場所なので(今回、なぜか激しく乗車拒否にあいました)、タクシーで行くなら、一つ手前の「マポ区庁」駅か、一つ奥の「スセク」駅から乗った方がいいんじゃないかと思います。韓国映像資料院は「文化コンテンツセンター」の中に入っています。まずは、文化コンテンツセンターを目指し、建物が見つかったら、その中の韓国映像資料院を探すという段取りになります。ちなみに、HPのトップページに文化コンテンツセンターの全景が紹介されていて、どこかの公園の中にこの建物一つだけがあるように見えますが、実際には周りに高層ビルが建っていて、遠目からはこのようには見えませんので、探す際はご注意下さい。

 韓国映像資料院は建物の地上5階+地下2階を使っていまして、2階にマルチメディア映像資料室があり、ここでDVDや資料を無料で参照することが出来ます(一部有料)。数字だけ紹介しますと、韓国内でリリースされた全ての映画関連DVDが8,500タイトル、VHSが3,200タイトル、図書が3,500点、論文1,700点、シナリオ13,500点といったところです。DVDは個別ブースで見ることもできますし、申請すれば10人くらいで一緒に見られる鑑賞室で見ることもできます。韓国映画のシナリオがずらーりと並んでいる書棚はなかなか壮観でした。『シネ21』ほか韓国の映画雑誌も当然すべて完備。

 地下には、商業映画館と遜色ない設備を備えた、300席と150席のシネマテーク用のスクリーンが2つ、会議などでも使えるよう机を入れた上映スペースが1スクリーン、合計3スクリーンがあります。ただし、これまで韓国映像資料院で開催されてきた古典映画上映会は今でも「芸術の殿堂」のほうで開催されていまして、新設された3スクリーンはまだ本格稼働していません。ちなみに、建物の1階には韓国映画博物館とアートショップができる予定ですが、これも来年4月オープン予定。新しい韓国映像資料院、実はまだ試運転中という感じで、完全な形でオープンするのは来年5月になるようです。こっそり(?)教えていただいた情報によると、開館記念上映は金綺泳(キム・ギヨン)特集になるようです。金綺泳は1960年代を代表する名物監督で、ポン・ジュノ&パク・チャヌクあたりも非常に高く評価している人物です。先日、発売されたチャヌク本にも金綺泳についての記述が出てきています。彼の代表作『高麗葬』(1963年)は、今年の東京国際映画祭で上映されますので、ご覧になってみてください。姥捨て伝説にもとづくお話しです。『楢山節考』をちょっと思い出しますね。

 話しが脇にそれましたが、韓国映像資料院、完全な形でのオープンは来年5月。それ以降は、(1)シネマテーク、(2)マルチメディア映像資料室、(3)韓国映画博物館の3点セットがフル稼働します。シネマテークの運用法はまだ確定してないようでしたが、希望としては、決まった曜日だけの限定上映ではなく、一週間フル稼働させる形の運営を考えているようです。新作公開映画だけでは物足りない!、ちょっと韓国映画について調べ物をしたい!という方は一度訪問してみると面白いと思います。

 ところで、来月、10/3~7の日程で、この韓国映像資料院のシネマテーク、2スクリーンをメイン会場として「在外同胞映画祭」が開かれます。

http://www.coreanfilm.net/

 こちらに日本語の紹介記事が載っていますが、『渡り川』の金徳哲監督の新作『川を渡る人々』、今、日本でも公開中の松江哲明監督の『童貞。をプロデュース』、『ウリハッキョ』などが上映されます。シネマコリアで上映した『まぶしい一日』、『けつわり』、『青~chong~』も上映されますよ。あと最近個人的に応援させていただいている河真鮮(ハ・ジンソン)監督の『URINARA 祖国 -母のまなざし、息子の声-』も、この映画祭の一環として国会で(!)上映、その後、金徳哲監督、『送還日記』のキム・ドンウォン監督なども交えたセミナーが開かれます。日程的に釜山国際映画祭の前半と被りますが、ソウルからKTXで釜山へ、という方は、ちょっと途中下車して、在外同胞映画祭と韓国映像資料院の最新設備を楽しまれるのも、グッド・チョイスだと思いますよ。
[PR]
by seochon | 2007-09-21 03:19
 9/14に韓国から戻りました。ソウルでお世話になりました皆様、ありがとうございます。

 韓国は3年ぶり、というのは事前に分かっていたのですが、出国審査の時、パスポートを見直したら、外国自体3年ぶりでした。なんとも味気ない生活をしていたものです。出不精にも程がある。もうちょっと活動的にならなくてはいけませんね。

 今回は、ある映画研究家からの依頼で、彼の研究旅行のコーディネート、アテンド、ちょっと通訳などやってきました。備忘録的にまとめておきますと、今回ヒアリング調査したのは以下の4箇所。人名はインタビューに応じていただいた方々です。

韓国映画振興委員会
 アン・ジョンスク委員長
 キム・ヘジュン事務局長
 パク・トッコ国際振興チーム長
韓国映画アカデミー
 パク・キヨン院長(『モーテルカクタス』『ラクダ(たち)』監督)
韓国芸術総合学校映像院
 パク・セヒョン院長(ソウル国際漫画アニメーション・フェスティバル総監督)
 パク・クァンス教授(『もし、あなたなら~6つの視線』『まぶしい日に』監督)
韓国映像資料院
 チョ・ソニ院長
 チャン・グァンホン映像資源管理チーム長

 ここ数年、シネマコリアに皆勤参加していただいている映画評論家・研究家に中川洋吉さんという方がいらっしゃいます。フランス映画がご専門で、『生き残るフランス映画―映画振興と助成制度』『カンヌ映画祭』『カルチエ・ラタンの夢 フランス映画七十年代』といった書籍を出版されています。NHK-BSのカンヌ特集番組で常にコメンテーターをされているので、知らない間にそのお顔をご覧になっている方も多いかと思います。

 中川さんは、80年代から継続して韓国映画を見続けていらっしゃるのですが、昨年末、韓国アートフィルム・ショーケースのプロモーションで来日された映画振興委員会のアン・ジョンスク委員長にインタビューしたのがきっかけで、韓国の映画振興政策にも関心が出て、特にフランスの振興政策と非常に似ている部分に興味がわき(事実、1999年にそれまでの韓国映画振興公社が韓国映画振興委員会に変わったとき、キム・ヘジュン現事務局長はフランスの振興政策を入念に研究して韓国に応用して今の制度を作ったようです)、今回の研究旅行とあいなりました。フランスの映画振興政策、そしてそれを自国に応用して大成功した韓国を参考に、日本の映画振興政策をいかにしていくのかを考える、というのが目的となります。

 調査したからには、その成果を発表しなければならないわけですが、早ければ来月にも『映像新聞』の一面を全部使って、四回ものの連載をされる予定と聞いています。『映像新聞』は業界紙なので、なかなかお目にかかる機会はないかも知れませんが、図書館などには置いてある可能性もありますので、興味のある方は是非、探して読んでみてください。または短期購読も可能なようですので、掲載前後の回のみご購入いただくのもよいかも知れません。

 今回訪問した四つの団体は、これまでも個々に部分的に紹介はされてきていますが、振興・教育・保存団体をトータルで語るのは、今回が初めてかも知れません。また、映像資料院は今年5月に新しい建物に引っ越したばかり、映画アカデミーも3年前に引っ越し、昨年から制度もガラリと変わっています。また、芸術総合学校映像院も最近新しいキャンパスに引っ越していますので、この3つの施設&学校については、他では語られていない最新の情報を提供できるはずです。

 また、中川さんは日大の芸術学部で「映画助成制度」について教えてらっしゃるので、来年度の講義からは韓国の制度についても何回分か割かれるようになるはずです。大学の講義に研究内容が反映されるというのはとても重要なことです。というのは、講義を通じて次世代の若い人に最新の情報が引き継がれ、彼&彼女らが次なる研究活動を始めるかも知れないからです。日大の芸術学部に在学の方は是非、中川さんの授業を履修してみてください。

 講義に反映された後は、学会での発表、追加の調査&研究が続けられ、何年か後には、書籍としてまとめられることでしょう。一観客&読者の立場としては、数年後にならないとその成果を享受することができないというのは、ちょっと残念ですが、出版はそんな簡単にできることではないので、致し方ないですね。ちなみに、もし、日仏韓の映画振興制度の比較、日本への応用といったテーマに関心のある出版社の方が、この記事をお読みでしたら、ご一報ください。中川さんに中継して差し上げます。


 今回は、取材先のアポとりから、現地通訳の確保、旅行滞在手続きの一切など、担当させていただきました(研究主体は中川さんであって、私ではないです)。こういうのは初めての経験でしたが、韓国の各種団体は外部に対して非常に開かれているという印象を持ちました。韓国映画振興委員会には海外広報担当者がいて、その人にまず連絡したら、他の団体の担当者を紹介していただけ、担当者と連絡がとれたら、あとはメールのやりとり2~3回でスケジュール・フィックスという早さ。エブリバディ・ウェルカムというホスピタリティ精神も徹底されていて、午前中に取材が入っているところはたいていお昼をご馳走になり、最後にちょっとコーヒーでもとなり、10時に始まって終わるのは午後2時頃という密度の濃さ。これが初訪韓の中川さんは大感激、私も久しぶりに韓国の良さに触れられたような気がしました。

 あと、最終日の取材で、先方に日本語が出来るスタッフがいるというので、通訳を手配せずに行ったら、あまり頼りにならないレベルの方で、しょうがないので、私も部分的に通訳せざるを得なくなったのですが、これが100%ではないものの、案外形になったのは驚きでした。もともと知っている内容がいくつかあったのと、映画関連の専門用語が多いので、逆にそれを知っている私にとっては有利な通訳環境だったのだと思いますが、人間やればできるもんだと再確認。ギャラを頂戴するレベルになれるかどうかはともかく、もうちょっとトレーニングをつんで、ボキャブラリーを増やせば、なんちゃってボランティア通訳くらいはできるかも、ひさしぶりに語学学校とか通ってみようかしらん?と思いながら、帰国の途に就いた今回の旅でした。
[PR]
by seochon | 2007-09-16 14:50

ソウル到着

 3年ぶりのソウルに到着しました。

 まず驚いたこと。

 お札が変わっている!(笑)

 ホント浦島状態です。

 今日は仕事がない日なので、これから映画でも見ます。同伴のNさんのリクエストで、「華麗なる休暇」を見ることになるでしょう。タイミングよく上映しているといいのだけれど。。。

 夜は、明日の通訳をお願いするZさん、今回、訪韓中にいろいろとお世話になる予定のIさんと合流予定。楽しみなので、ございます。

 そりではそりでは。
[PR]
by seochon | 2007-09-10 15:10

希妃→kiki

 シネマコリア2007で忙殺されていて、すっかりお知らせが遅れてしまいましたが、シネマコリア配給作品『まぶしい一日』に主演されている杉野希妃さん、kikiという名前で音楽活動を始めておいでです。

 「mf247 music forecast」という無料ダウンロード音楽サイトで、彼女の歌声が聴けます。kikiさんのページは

http://www.mf247.jp/index.php?gr2_id=00000000000000000000000000505850

です。最近は歌詞も書かれているよし。代表曲「記憶」のPVとコメント動画は

http://www.mf247.jp/mfevent/movie_page.html

でご覧いただけます。2007.08.13 UP 分です。いい感じでございます。

 さらにブログも書いておいでです。

kiki の ヒトリゴト
http://d.hatena.ne.jp/kiking/

類似タイトルだけに親近感もりもりです(笑)。

 8/29にライブ・デビューもされたようですね。

 そしてそして! 今は、とある作品(映画です)の撮影中なんだそうです。三週間休みなしの撮影とか。公開は来年ですかねー。ベリー楽しみでございます。


 最後に『まぶしい一日』上映情報なぞ。


第12回長岡アジア映画祭 ※ オープニング上映
9/17(月・祝)11:10@長岡リリックホール・シアター
http://www.mynet.ne.jp/~asia/

第3回甲賀映画祭
10/21(日)15:20@水口社会福祉センター
http://cinepa.jp/site/kff07/


 初々しいkikiさん、じゃなかった、杉野希妃さんをご堪能くださいませ~
[PR]
by seochon | 2007-09-08 16:42
 シネマコリア2007東京会場の『懐かしの庭』ティーチインのおり、「主人公の娘ウンギョルと自分の境遇が重なって、深い感銘を受けた」と発言された方からの追伸です。

 今回のラインナップは、まさに韓国の近現代史を一望する構成となりましたね。中でも最も印象深かったのは、イム・サンス監督の『懐かしの庭』でした。というのも、ティーチインの時にも申しあげたように、自分と我が家の実体験とダブって見えたからです。

 実は自分自身、「実の父親」と初めて会ったのは20歳を過ぎてからでした。きっかけは当時観たテレビ番組で、しかもその番組の内容は1969年の「東大安田講堂事件」に立てこもった学生たちのその後の人生を探る…という切り口でした。実の父親は「東大安田講堂事件」で、実際に安田講堂に立てこもった学生の一人で、どうも全学共闘会議(全共闘)の数あるセクトの幹部だったようです。ただし当時の実父は東大生ではなく、よその某私立大生でした。実父いわく、「実際に安田講堂に立てこもっていた学生は、よその大学の学生ばかりで、生粋の東大生はほとんどいなかった」そうです。

 自分は1972年生まれですが、戸籍上では実の父親と母親は、自分が5歳の時に離婚したことになっています。なので現在の姓を使いだしたのは、母親の再婚後です(一時期は母方の姓を名乗っていたこともあるので、自分は都合3回、姓を変えていることになります)。その上、20歳を過ぎるまで、「実の父親」の存在自体も知らされずに育ってきました。

 両親の離婚の原因は、実の父親が安田講堂事件で実刑判決を受けたからだと思われます。セクトの幹部だとのことで、実の父親に下った判決は、その他の学生に比べて、かなり重かったと聞いています。

 多少話は逸れますが、母方の祖父は憲法学者として長年、大学で教鞭を取っていました。つまり“体制側”の大学に籍を置く祖父と、“反体制”を叫ぶセクトの幹部だった実の父親が、義理の親子関係にあったわけです。このような矛盾が、両親が離婚に至った背景であっただろうことは、想像に難くありません。

 話を戻しますと、『懐かしの庭』のラストとは違って、自分は前述のテレビ番組をきっかけに、自発的に実の父親に会いに行ったのですが…

 対面の瞬間はやっぱり緊張したことを覚えています。でも、その後、幸い実の父親とは結構こまめに連絡を取り合っていますし、先方の新しい家族にも、何度か会っています。

 『懐かしの庭』のラストでは、主人公と娘のその後の姿は描かれていませんでしたが、イム・サンス監督は一体どんなイメージを持っていたのか、ティーチイン時に質問すべきだったと、ちょっと心残りです。

 日本の映画界では、連合赤軍事件は別として、全共闘運動をテーマにした映画は、まだ作られていないように思えます。全共闘運動そのものが“総括”し切っていないのか、“総括”できないのかは分かりませんが、どこかタブー視されている感じがします。

 これに対し、韓国の映画界の優れた点は、『シュリ』にしろ『JSA』にしろ、タブー視されがちな事柄に、果敢に挑んでいくことだと思います。イム・サンス監督の『ディナーの後に』『浮気な家族』『ユゴ 大統領有故(原題:その時、その人々)』といった一連の作品も、まさに同様でしょう。フランスで撮られるという次回作も、個人的には非常に楽しみです。

 来年もこうした「考えさせ」「あれこれ語ることのできるような」作品を、是非上映して下さいますよう、いち観客として勝手な意見を述べさせていただきました。
[PR]
by seochon | 2007-09-07 08:54

みちのく終了

 ふと思い立って、みちのく国際ミステリー映画祭のサイトをチェックしてみたのですが、第10回の昨年で終了。今年はもう開催しないようです。結果的にではありますが、チャン・ジンを一緒に紹介してきた映画祭なので、その終了が惜しまれます。

 チャン・ジン監督作品が日本のスクリーンにかかったのは以下のとおり。みちのくもシネコリもかかわっていないのは、実は『小さな恋のステップ』だけなのでした。。。

2001 『スパイ リ・チョルジン』@みちのく|チャン・ジン来日
    『極端な一日』@MOVIC CUBE映画祭「シネマ ジャンクション」
     ※ シネマコリア協力のもと上映
2003 『ガン&トークス』@劇場公開(ソチョン、パンフに寄稿)|チャン・ジン来日
    『ムッチマ・ファミリー』@シネマコリア|チャン・ジン来日
     ※ 製作・脚本作品ですが、思い入れがある作品なので追加
2005 『拍手する時に去れ』@みちのく|チャン・ジン来日
2006 『小さな恋のステップ』@劇場公開
    『拍手する時に去れ』@シネマコリア
    『もし、あなたなら2 五つの視線』@シネマコリア
    『ムッチマ・ファミリー』@みちのく
2007 『拍手する時に去れ』@韓流シネフェス|チャン・ジン来日

 今週末、チャン・ジン来日しますね。トークイベントなどに参加される方は、みちのくがなくなった旨、お伝えいただければと思います。チャン・ジンはみちのくをこよなく愛していたので残念がると思いますが。。。
[PR]
by seochon | 2007-09-06 03:00

『懐かしの庭』お返事

 まず、All About にイム・サンス監督のインタビュー記事が載りましたので、ご紹介します。こちら。監督、冷静に熱く(?)語っております。

 ご質問に対する回答です。

1.主題歌とサントラについて

 エンディングに流れる主題歌は「사노라면 サノラミョン 生きていれば」。ナ・ユンソンというジャズシンガーが歌っています。『懐かしの庭』のサントラは韓国で発売されています。「サノラミョン」も収録されています。

2.東京会場で、監督に花束を渡している方がいましたが、どうすれば渡せるのですか?

 シネマコリアはゲストについては、ノーガード戦法をとっています。お客さんを信用しておりますので。(^^ 受付にお預けいただければ、確実にゲストにお渡ししますし、上映前の舞台挨拶、上映後のティーチイン、(絶対にサインはしない、というゲストもいらっしゃるのでオフィシャルに保証はしていませんが)その後のサイン会、交流パーティーなど、お好きなタイミングで直接ゲストにお渡しいただいても結構です。特に規制はありません。

3.チ・ジニつながりで『壽(ス)』を見たいのですが、どうすればよいのでしょう?

 『壽(ス)』は、今年のシネマコリアでアプローチした作品のひとつです。が、出品を断られました(涙)。

 韓国映画が上映されるには、(1)配給会社がその作品の版権を買って公開するか、(2)自力で韓国の配給会社と交渉して輸入+字幕を付ける能力&予算のある映画祭で上映される、以外に方法はありません。どちらかを待つ、またはそうなるようアプローチするというのが回答になります。当たり前すぎますね。スミマセン。

 ちなみに、ぼちぼち情報が流れ始めていますが、年末にシネカノンが韓国映画祭を開きます。なんでも「日韓コラボ」がテーマとのことで、そうなると、きっとムフフですよね。李鳳宇さんと崔洋一監督の関係を考えても、やっぱりオホホですよね。その他、東京国際映画祭、同協賛企画コリアン・シネマ・ウィーク、東京フィルメックスなどもありますので、期待しましょう。いずれにせよ、日本の映画業界が崔洋一作品を放置することはないと思います。なお、この段落はソチョンの勝手な予想に過ぎません。各映画祭の上映予定作品についても今のところは存じません。なので、外れたらゴメンナサイ&ノークレームでお願いいたします。
[PR]
by seochon | 2007-09-06 00:22
 ぶじ大阪会場も終了し、シネマコリア2007全日程終了。役目を終えたプリント(フィルム)が数週間ぶりに帰ってきました。
a0101620_22424637.jpg

 左から『懐かしの庭』、『ホリデイ』(上)、『ラジオ・スター』(下)、そして今回は上映できなくなってしまった『優雅な世界』のプリントの入ったケースです。『青燕』は9/16に熱海市で上映されるので、そちらに出張中ですが、残りのプリントは明日にでも韓国に返還します。

 なかなかご理解いただけないのですが、シネマコリアは作品の版権を買って上映しているわけではないので(買って上映しているのは『まぶしい一日』だけです)、上映が終了したらプリントはすべて韓国に返します。プリントを返すということは、今後、どこかの配給会社が買ってくれない限りにおいては、もうこれらの作品が日本で上映される可能性はゼロか、とても低いということになります。名古屋会場で、とあるお客様から「今回、字幕付きで上映されたので、いつかDVDが出ますよね?」と質問されましたが、今のところ、答えはNOです。残念ですけれども。。。

 版権はもっていなくとも、せっかく字幕を作ったのだから、せめて、これらのプリントをシネマコリアで預からせていただいて、日本国内から上映依頼があったら、シネマコリアから韓国の配給会社に連絡して、しかるべき手続きをすれば上映可能なようにする、プリントと字幕データのライブラリのようなものが出来ないかというアイディアは、2002~2003年頃からずっと持っていて、一部実現に向けて動き出していたりもしたのですが、その後、韓流ビッグウェーブが到来、なんでもかんでも売れるようになってしまって逆に頓挫してしまいました。

 さて、これらのプリントが、また日本にやってくる日は来るのでしょうか? なんてことを考えているとちょっぴりおセンチな気分になるのでございます。
[PR]
by seochon | 2007-09-04 22:46
 こちらの記事や、こちらの記事で、プレアナウンスさせていただいていたチャヌク本ですが、本日、見本が届きました。

a0101620_0441033.jpg

『パク・チャヌクのモンタージュ』
 キネ旬ムック
 著者 パク・チャヌク
 翻訳 李賢進
 編集協力・監修 ソチョン
 2007/9/19
 2800円+税

 パク・チャヌクの評論・エッセイ、復讐三部作+『JSA』+『サイボーグ』の製作日誌・セルフインタビューなど


 ちょいと値が張りますが、読んで納得!の内容でございます。amazonで調べたところ、9/5から店頭に並ぶようです。タイトル部分をポチッと押して、ご予約お願いいたしますー

 ちなみに、『サイボーグ』の公開にあわせて『もし、あなたなら~6つの視線』のチャヌク・パート再上映計画はあえなく玉砕でございました。しくしく。

 あ、あと、ポン・ジュノのインタビューは無事おわりました。今、東京で撮影している短編映画のロケハンをしているときだったので(ちょうど気温が40度を超えていた頃)、ポンちゃん、どえらい日焼けしてました。ビデオ・インタビューだったんですが、写りをちょっと気にされてましたね(笑)。こちらはまだちょっと先になりますが、ちゃんとした商品の形でどなたにもご覧いただけるようになりますので、期待してお待ち下さい。

 それと、突然ですが、来週ソウルに行くことになりました。なななんと!実に3年ぶり近い訪韓です。新ソウル駅も、復活した清渓川も知らないという・・・ 『懐かしの庭』のオ・ヒョヌ状態。今回は学術研究旅行でございます。きっかけはこちら。韓国映画振興委員会、韓国映画アカデミー、韓国芸術総合学校、映像資料院など視察&取材してまいりまする(正確には私はコーディネートしてるだけなんですが)。

 今年はイー感じの仕事が多いですねー むっふっふ。
[PR]
by seochon | 2007-09-03 01:07