シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
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2007年 07月 08日 ( 3 )

 『エマニュエルの贈りもの』と『映画館の恋』を見たのは、名古屋でアジア映画といえばココなシネマスコーレ。名古屋駅前徒歩2分のところにあるミニシアターです。シネマコリア2007プレイベントの会場もスコーレさんで、昨日から上映中のKAFS四作品でスタンプラリーを実施。3つたまったお客様に、プレイベント『まぶしい一日』アンコール上映にご招待、というお楽しみ企画をやっています。

 『まぶしい一日』のような超マイナー映画にどれくらいの人が関心を持ってくれるのだろう? スタンプラリーをやっても誰もスタンプ欲しがらないようだったらさみしい~と思いつつ、おそるおそる劇場のスタッフにお客さんの反応を聞いてみました。

 すると、なんと昨日から今日にかけて、スタンプ3つ貯めちゃったお客様が20~30人いらしゃるとのこと。うほっ! この調子だと7/20当日は満席&立ち見かしらん?!という快調な出だし。開催時間が夜遅いので、全員が全員来場されるとは限らないと思いますが、それでもスタンプラリー、楽しんでいただけているのはウレシイことです。やっぱ、こういうお楽しみ企画はいいですねぇ。

 色々と韓国映画@名古屋な情報を仕入れて参りました。備忘録として書いておきます。

7/7(土)~7/13(金) 韓国アートフィルム・ショーケース(KAFS)@シネマスコーレ
7/14(土)~8/10(金) 『私たちの幸せな時間』@シネマスコーレ
7/20(金)~8/23(木) 『ワンダフルデイズ』、短編アニメ、ドキュメンタリーを上映@名古屋シネマフェスティバル2007
7/20(金) シネマコリア2007プレイベント『まぶしい一日』アンコール上映@シネマスコーレ
7/28(土) コリアン・エンタメな集いが企画されているとか
8/25(土)&26(日) シネマコリア2007@愛知芸術文化センター
8/25(土)~8/31(金) 『私のちいさなピアニスト』@シネマスコーレ
9/1(土)~9/14(金) 韓流シネマフェスティバル2007 第1弾(10作品)
9/5(水)~9/9(日) あいち国際女性映画祭 韓国・女性監督作品上映&監督来名
9/? 韓国映画界のVIP監督来名予定
今秋 『サイボーグでも大丈夫』@シネマスコーレ
10/6(土)~10/26(金) 韓流シネマフェスティバル2007 第2弾(11作品)

 先日、シネマート心斎橋で韓流シネフェス全作品が上映されない、という恨み節コメントがありましたが、名古屋では全作品上映されます。しかも、ありがたいことに前半戦と後半戦に分けての開催。これだとお客さんからすると見やすいですよね。

 名古屋って韓国映画を鑑賞するという意味では、ある意味一番恵まれてるんじゃないかと思います。劇場公開作品で上映されない作品はほとんどないですし、東京のようにチケット争奪戦になることもありません。のんびりと自分の見たい映画を確実に見ることが出来る街、それが名古屋。

 唯一の不満はゲストが来ないということだと思いますが、9月には韓国映画界のVIP監督が来名するそうです。あいち国際女性映画祭でもワタクシメの知り合いの女性監督が来ますので、ちょっと色々仕掛けたいですねー。どちらもシネマコリアが主体で呼ぶわけではないので、アイディア出しをするだけですが。

 ぐいぐい盛り上げますよーん。
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by seochon | 2007-07-08 20:19
酒飲んで
おしゃべりして
セックスして

終わり。

以上。『映画館の恋』でした。

 では、ひどすぎるので、ちょっと面白かったところを書くと、キム・サンギョンとオム・ジウォンの会話。サンギョンが、劇中劇の映画は、全部自分の体験談だという箇所。監督を信じて全部しゃべったらそのまま映画化されて納得いかないと。対して、オム・ジウォンいわく。

 「みな、一箇所でも自分と似たところがあると、自分のことだと思うものよ。」

 韓国映画界には都市伝説があります。ホン・サンスと一緒にいると一挙手一投足を観察されて、そのまま映画にされてしまうと。この台詞は都市伝説に対するホン・サンスの回答なんでしょうか? 声をあげて笑いそうになりましたが、周りがシーンとしていたので、ぐっとこらえてしまいました。ああ、僕ってやっぱり日本人。(^^;

 前から不思議に思ってたのですが、この映画の原題は『극장전』。これは「劇場前」なのか、「劇場伝→劇場物語」なのか。「劇場前」ならハングルのスペルは『극장앞』なはず。でも韓国のポスターを見ると「劇場前」と漢字で書いてある。でも英題は「TALE OF CINEMA」だから「劇場物語」。一体全体どっちなのよ? とホン・サンスにきいても、うっすら笑みを浮かべながら、関係ない話しをしてお茶を濁されてしまうんだろうなあ。。。

 ホン・サンス。ティーチインの司会を絶対やりたくない監督の一人です。なぜって手に負えないです。(^^;


 話は変わりますが、『映画館の恋』。今年シネマコリアで上映する『懐かしの庭』の翻訳をお願いしているPさんが、この映画の字幕も翻訳されてます。『ホリデイ』は『キムチを売る女』と『許されざるもの』の翻訳をされているCさんにお願いしました。多分、今頃がりがり翻訳されているはず。

 今月中旬には字幕の初稿があがってきます。翻訳者ご本人と字幕制作スタッフ以外で最初に字幕を見るのは誰あろうワタクシメでございます。うらやましい? ふふん。それくらいのお楽しみはないとね。
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by seochon | 2007-07-08 19:45

映画から元気をもらう

 例年、シネマコリア開催直前2ヶ月は何もスケジュールを入れないようにしています。原稿依頼もシネマコリアの広報に役立つもの以外はほとんどお断り。規模は小さくとも、それくらい集中しないと処理しきれないんですね。

 この土日、スケジュール通りいけばシネマコリア関係の仕事を黙々とこなしているはずだったのですが、上映作品が一本飛んで諸々の作業が頓挫してしまったので、急にやることがなくなってしまいました。(^^;

 やっぱ暇なときは映画を観るに限る!

 というわけで、久しぶりに映画をハシゴしてきました。

 チョイスしたのは、ドキュメンタリー『エマニュエルの贈りもの』とKAFS作品『映画館の恋』。当初は『映画館の恋』だけのつもりだったのですが、予想外に早起きできてしまったので、ついでに観た朝一のプログラム『エマニュエルの贈りもの』が意外な掘り出し物でした。

『エマニュエルの贈りもの』

 ガーナでは、人口の10%が障害者。驚くべき数字ですが、幼児期の保健衛生に問題があるらしい。障害者は下等市民と見なされ、不吉なものとして遠ざけられ、王宮に足を踏み入れることも許されず、生きて行くには施しを受けるしかない。最近よくアフリカものの映画を観るのですが、確かに道で物乞いをしている障害者がよく出てきます。『ツォツィ』なんかもそうでした。

 そんな障害者が忌み嫌われている国で、一人の青年が立ち上がります。右足に重度の障害を持ち、片足歩行しかできないエマニュエル。彼はアメリカの福祉財団に支援を求め、マウンテンバイクを送ってもらい、それに乗ってガーナ縦断自転車旅行に旅立ちます。そして、彼のひたむきな思いはやがて人々の偏見をくつがえし、国家をも動かしてしまいます。

 この映画の優れている点のひとつは編集です。ドキュメンタリーの中には編集?なんじゃらほい?状態の作品が結構ありますが、この映画はちゃんと見る人の事を考えて編集されています。テンポが良く、リズミカル。特に前半、ガーナ縦断旅行から渡米、足の手術を受ける辺りまでの流れは見事で、ぐいぐいと引き込まれます。

 そして、何より主人公の青年エマニュエルのポジティブ・スピリットが心地よい。彼を見ていると、上映作品が一本飛んだくらいでグダグダ言ってる自分が(^^;アホに見えてきます。年に1回か2回、映画から元気をもらって、それが実生活に明らかにプラスの影響をもたらすことがあるのですが、『エマニュエルの贈りもの』は僕にとってそんな作品でした。

 あと、先にも書いたように、ここのところアフリカものの映画を見ることが多いのですが、これまで見てて???だったものが、何本か見ているとだんだんとその理由が分かってくる。障害者が多い理由なんかもそのひとつかと思うのですが、見れば見るほどどんどん面白くなる。韓国映画にはまり始めた当初なんかもこんな感じだったなあと懐かしく思い出してしまいました。

 初心忘れるべからず。


 実は、今年のシネマコリア、当初、ドキュメンタリーの特集を考えていました。かなり面白い作品が揃っていたので。諸般の事情で途中で断念したのですけれど(こちらはオトナの事情ではないです^^;)、振り返ってみると今年の上映作品『ホリデイ』『青燕』『懐かしの庭』はいずれも実話がベースか、実際にあった事件を背景にした作品。意識して選んだつもりはないのですが、深層心理の部分でドキュメンタリーをやりたかった想いが、作品選定にも現れているのかなー、なーんて思ったりして。
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by seochon | 2007-07-08 18:26