シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
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新名所誕生

 コミュニティシネマ支援センターから定期刊行物その他がごそっと郵送されてくる。

 目を引いたのは、この冬、各地に新しいコミュニティシネマが開館する、というニュース。中でも「こりゃすごいな」と、うなってしまったのが、川崎アートセンターにある「アルテリオ映像館」。

 資料によると、(1)KAWASAKIしんゆり映画祭のスタッフが川崎市と長い歳月をかけて交渉し、ついに開館にこぎ着けた公営の映画館であり、(2)サイレントムービーも上映可能な35mm映写機、デジタルシネマ用プロジェクター、バリアフリー上映可能な設備などを備え、編集・録音室なども別途完備し、(3)毎日4回上映され、(4)ロビーには川崎にある日本映画学校の創設者、故・今村昌平監督がカンヌで授賞した2つのパルムドール・トロフィーを展示している、とのこと。

 で、KAWASAKIしんゆり映画祭プレゼンツによる「オープング特別企画」の上映ラインナップがこれ。セレクションもいいけど、ゲストがすごい。仮にこの調子で365日運営されるのだとすると(それはさすがにないか?)、ミドルクラスの地方映画祭が毎日開催されている感じ。ちなみに、韓国映画は、私も大好きな『ウェディング・キャンペーン』が、12/7(金)13:30と12/16(日)13:00に上映され、12/7には佐藤忠男さんが、12/16には佐藤さんに加えてファン・ビョングク監督も登壇される。

 (1)大都市と地域における上映環境の格差の拡大
 (2)シネマコンプレックスの進出に伴う中央市街地の既存映画館の相次ぐ閉館
 (3)上映作品における多様性の欠如
 ※ コミュニティシネマ支援センター「コミュニティシネマ前史」より

といった映画にまつわる近年の問題を解消するために、公共的な上映活動と、そういった活動に対する公的な支援が提唱され、「コミュニティシネマ宣言」がされたのが2003年のこと。当時は、「名古屋にはスコーレ&テークがあるからだいじょうV^^」とか漠然と思っていたけれど、4年経って状況が随分と変わってきた。名古屋でも上映されない作品がぼちぼち出てきたし、上映されてもものすごい短期間で見たい映画が全然見られない。。。

 「カール・ドライヤー&フレデリック・ワイズマン」は、今月、愛知芸術文化センターのアート・フィルム・フェスでやっと上映されるけれど、機会があったら見たいねえと思っている「ヤスミン・アハマドとマレーシア映画新潮」と「アラブ映画祭」は、今のところ全く来る気配がない。

 シネマコリア名古屋会場でもある、愛知芸術文化センターのアートスペースが一歩進んで定期上映スペースになってくれるといいのだけれど。。。問題はどこから予算を出してもらうか、ということにつきますか。
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by seochon | 2007-12-02 03:06