シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
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意外と役に立っている話

その1

 フジテレビで放送されている『韓タメ!』の制作会社から電話。『ウリハッキョ』を紹介したいという。なぜうちに問い合わせを?と聞いてみると、シネマコリアのサイトに掲載されている情報を見て、この映画の存在を知ったという。幸い、東京の自主上映を仕切っている方とは先日電話でお話ししたところだったので、そして、この方は監督とも直接やり取りをしているとのことだったので、そちらに連絡しては?と紹介する。どんな形でOAされるのか、興味津々津々浦々。(^^;

 韓国エンタメ情報は今や供給過多な印象すらあるけれど、さすがに自主上映の情報となると、情報源が限られてしまうのだろうか。困ったときのシネマコリア、あそこに行けばなんか他では得られない情報がある、と認識されているのならそれはとても嬉しいこと。上映したい人と報道したい人のマッチングの場になっているなら、それに勝る喜びなし。


その2

 昨年の話し。とあるフリーの編集者から突然のメール。韓国映画の評論本を出したい、つきましてはアドバイスを、との内容。「紹介」本は山ほどあるけど、きちんとした「評論」本は意外なことにほとんどない。なら自分で作りたい。映画ファンに韓国映画の良さを伝えたい、などなど熱い言葉が並ぶ。そして、最後にこんなことが書いてあった。
「韓国映画とハングル(当時)」内で、作品レビューを書かれている方はライターさんなのでしょうか?

 ああ、要するに原稿依頼されたい訳ですね。。。(^^) ご本人に確認をとった上で、ご紹介する。複数ライターで本を作りたいとのことだったので、他にも心当たりを何人か紹介。そして、出来上がったのがこの本。

『「映画ファンのための」韓国映画読本 “男目線”のコリアン・ムービー・ガイド』
 ソニー・マガジンズ 2007年5月刊 2,200円

 男性執筆陣7名による、韓国映画150選のレビュー本。確かにこういう本は今までありそうでなかったかも。これを読んで新しい観客層が韓国映画を見るようになる、という効用もあるでしょうが、それよりも既に映画を見ている人が読んで、ああこういう解釈・発想もあるのかと「目から鱗」の効果の方が強いかも知れません。ちなみに私もちびっとだけ書いてます。書店で見かけたら読んでみてください。

 と、ちょっと本のプロモーションが入りましたが(^^;、それはさておき、HPに掲載された記事がきっかけで書き手に原稿依頼が来るというのは、これまた嬉しい話し。アクセス数は全盛期の3分の1、4分の1まで減っちゃってますが、見る人はちゃんと見ているのね、ということが再確認できたのも嬉しいこと。能力のある人と人材を探している人の出会いの場になっているのなら、それに勝る喜びなし。

 蛇足ですが、先日紹介した寺脇本のベスト10と、今回の男本で大きく取り扱われている21本、どちらにも入っている作品は、『ペパーミント・キャンディー』『殺人の追憶』『オアシス』『悪い男』『グエムル -漢江の怪物-』『トンマッコルへようこそ』の6作品。ここらが映画ファン、イチオシの韓国映画ということになるのかな。


その3

 キネ旬の編集長Sさんから退職のご連絡を受ける。

 Sさんとの出会いは1998年末のこと。いきなり「HP見てます。韓国映画の原稿を依頼したい」という内容のメールが来て、びっくりした。当時のアクセス数は一日100とかそんな程度。しかも、韓国映画について紙媒体に書いた経験は一切なかった。にもかかわらず、会ったこともない人にいきなりの原稿依頼をされるとは。。。嬉しいより、非常な重責を負った気がして、とてーも緊張してしまったことを覚えている。当時は韓国映画ルネサンスが始まったばかりの頃。下手な記事は書けないと気合いを入れて書いた。何年か後、とある人から「あの時のキネ旬の記事読みました。あれで韓国映画に関心がわいたんですよ」と言われ、嬉しいやら恥ずかしいやら。。。

 評論家のレビューが興行に影響力をもたなくなったと言われる昨今。寂しいことに、それはたぶん事実なんだけど、でも、たった一行の文字が、読者を韓国映画の世界へ誘うこともある。だから、短い記事でも気は抜けない。


 最後に、まとめ。ブログ全盛の昨今ですが、HPも意外と(?)役にたっているのよん、というお話しでした。ブログだけの方、メルマガだけの方、掲示板だけの方、ちょっとHP立ち上げてみては? とまたまた悪魔の誘い。(^^;
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by seochon | 2007-06-07 02:38