シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
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記憶に残る手紙

 帰宅すると「シネマコリア代表」宛の封筒が一通。見知らぬ女性から。いやん、ファンレターかしら?(^^;と思って開けてみると、シネマコリア2007のリクエストだった。

 3枚の便せんにわたって直筆で思いの丈が綴られている。シネマコリアのリクエストは何年か前から受け付けているけれど、郵政省の直訴メールはこれが初めてだと思う。古典的なツールだけに逆に新鮮で、これまた印象に残る。ワープロ書きだったらまた違うのだろうけど、手書きというのがまたなんとも格別。

 振り返ってみるに、最近なんでも電子メールで済ますことが多い。元々電話をあまりしない人なのだけれど(携帯はほとんど着信専用マシンと化している)、電子メールを使うようになってから更に電話をしなくなったような気がする。郵送物もほとんどワープロ書き、宛名もラベルに打ち出すことが多い。便利さに甘えているなあ。TPOにあわせて直筆郵政省メールも使わなきゃ、と深く反省。

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 Wさん

 ご丁寧にお手紙ありがとうございました。ご推薦の作品は今週月曜日に見ました。途中たるいところがあるのと、ラストのテロップがくどい気もしますが、総体的にみていい映画だと思います。

 本編もさることながら、オープニングの88オリンピックの再開発で貧民街が強制撤去されるシーンが記憶に残りました。こういう画はドキュメンタリー(*)ではよく描かれるのですが、ドキュメンタリーだと見る人が限られる。数的に限られるのに加えて、人種的にも限られる。本当に一部の人しか見ない(見られない)ので、こういうエンターテイメント作品を通して一瞬とはいえ、多種多様な観客にオリンピックの裏側で行われたことを知らしめるのは意味のあることだと思います。
(*) 例えば、オリンピック再開発そのものずばりを描いたドキュメンタリーに『上渓洞オリンピック』(1988)がある。『送還日記』、『もし、あなたなら2~五つの視線』の最終話『鍾路、冬』のキム・ドンウォン監督作品で、山形国際ドキュメンタリー映画祭上映作。

 また、こういったシーン&テーマは、昔の韓国商業映画ではしばしば見られたのですが、最近では少数派になってしまったので、その意味でも価値があると感じました。

 以上が初見の印象です。

 ちなみに、この作品はあるビデオメーカーの社長さんもお気に入りです。日本に紹介したいけれど、商売にはなりにくいし、背景を知らない日本人にはちょっと難しい映画かも、とおっしゃってましたが、私が見た限りでは日本人だから理解が難しいということはないように感じました。(分かりやすく書くと)金持ちはトクをする、というのは資本主義の世界では大なり小なり存在する共通事項ですから。

 さて、このように書くと、かなり期待をされると思いますが、(シネマコリアに限らず)この作品が今後どうなっていくのか、現時点ではまだ何とも申せません。しかしながら、Wさんのお考えとお気持ちはしかと心に留め置きます。

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 あ、また、電子媒体で伝達してしまった。。。反省の反省。反省の無限連鎖。ずぶずぶずぶ。。。
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by seochon | 2007-04-27 01:31