シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
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エンクレの謎

 エンド・クレジット。略してエンクレ(笑)。

 先週からリンクしているSUMさんのブログ「韓国News落穂拾い+α」で「欧米と日韓の映画クレジットを比較して製作スタイルの違いを見る」という一考察を読む。直接関係のある話ではないのだが、前から疑問に思っていたことをちょっと書いてみる。それは、

 「映画のエンド・クレジットはいつからあんなに長くなったのか?」

ということだ。

 日本の映画ファン、特にミニシアターに通う人の多くはエンド・クレジットを最後までしっかり見る派。エンディング・テーマ・ソングを聞きながら映画の余韻に浸ってこそ、映画は完結する、と考えている人が多いような気がする。そういう方が韓国で映画を見ると、本編が終わると観客はぞろぞろ出て行くは、途中から場内が半照明になるは、掃除のおばちゃんは入ってくるは、しまいにエンド・クレジットの途中でぷちっと上映が中断されるはで、

 うきいいいいい、許せないいいいいい!

となる。(^^; シネマコリアのティーチインでも、「韓国ではエンド・クレジットの途中で映写を止めてしまうが、それについてどう思うか?」といった質問が出たことがあった。

 で、初めて告白するのだけれど、実はワタクシ、エンド・クレジットなくてもいいよ派。映画、特に韓国映画については色々するようになってしまったのだけれど、「あなたにとって映画とは?」と聞かれたら「退社後の空いた時間に楽しむささやかな娯楽、明日への活力になればモア・ベターよ」と答える。映画は空いた時間にぶらっと映画街に立ち寄って見る物であって、土日に映画を見るために外出するなんて事は全くしない。前売り券も買わない。パンフレットは韓国映画だけは保存資料として購入するけれど、それ以外はまず買わない。

 で、職場はちょっち僻地にあるので、映画は夜の6時台に始まる回かレイトショーを見ることが多い。自宅も更にちょっち僻地にあるので、本編が終わったらさっさと帰りたいわけ。食事もしないといけないし、翌朝はたいてい6時起きだし。。。ミニシアターで見る場合は、途中で出ると周りの人の迷惑になるケースが多いので、最後まで座っていることがほとんどだけれど、シネコンでハリウッド映画を見るような場合は、終わったら速攻で出る。ハリウッド映画はとりわけクレジットが長いからね(笑)。

 先日、溝口健二特集で旧作を見た。本編が終わると「終」の文字が大写しになって、サクッと終わった。いいねぇ。やっぱ映画はこうでなくちゃ。昔の映画は、オープニングに主要なクレジットが表記され、本編が終わると日本映画なら「終」、ハリウッド映画なら「The End」、韓国映画なら「끝」または「감사합니다」という文字が浮かんですぐ終わっていた。が、いつの頃からか、長々とエンド・クレジットが続くようになった。WHY?

 いつから、どのような理由で、エンド・クレジット方式に切り替わったのか? その第一号の映画は? とてーも気になる。気になって気になって夜も眠れない(ウソ)。

 昔と比べると権利意識が強くなって、特に契約社会のアメリカでは、とにかく関わった人の名前は全部書いとけ!となったのか、映画が斜陽産業化した日本では関わった人全員に相応のギャラを払えなくなり、お詫びにせめてお名前だけでも…となったのか、などなど仮説を色々立ててみるものの、本当のところどうなのかは知らない。

 まだまだ知らないことはたくさんあるなあ。
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by seochon | 2007-04-16 02:03