シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


by seochon
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今日の出来事 ~大阪アジアン映画祭2011上映プログラム決定

 本日も関係各位とメールのやりとり。花コリは上映作品が決定。鳥取の「まぶしい一日」上映会のポスターが完成したほか、大阪アジアン映画祭事務局からはプログラム決定のご案内をいただきました。

 今年で4回目を迎える、コリアン・インディーズアニメの紹介上映「花開くコリア・アニメーション」ですが、今回は短編集3プログラム+長編アニメ1作品で開催することになりました。なお、メインプログラムはこれで確定ですが、会場(東京・大阪・名古屋)によっては多少の追加プログラムが出る可能性があります。ともあれ、作品が決まったので、次はゲストの選定&交渉です。名古屋会場は長編アニメの監督になりそう…かな? 上映プログラムなど詳細は、今しばらくお待ちください。

 鳥取での韓国映画上映会(『まぶしい一日』を上映)のポスターはこんな風になりました。

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 上映は、3/5(土)14:30/18:30@倉吉パークスクエア(交流プラザ)視聴覚ホールにて。主催&問い合わせ先は、鳥取県中部地区日韓親善協会(TEL 0858-22-8159)です。入場無料でご覧いただけますので、鳥取にお住まいの方はお誘い合わせの上、是非ご覧ください。また、お知り合いが鳥取県にいらっしゃる方は、この上映会の情報をお知らせいただけますとうれしく思います。


 さて、本日のメインイベント(?)です。

 3月に開催される大阪アジアン映画祭2011の上映プログラムが決定しました。韓国映画、および韓国関連映画のみピックアップしますと以下のようになります。

特別招待作品部門
『ハウスメイド(仮題)』
 原題 下女/2010年/監督 イム・サンス/出演 チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ/配給 ギャガ
 ※ オープニング作品。イム・サンス監督の舞台挨拶を予定。
『The Servant 春香秘伝(仮題)』
 原題 房子伝/2010年/監督 キム・デウ/出演 キム・ジュヒョク、リュ・スンボム、チョ・ヨジョン/配給 竹書房

コンペティション部門
『遭遇』
 2010年/監督 イム・テヒョン/出演 ミン・ジュノ、ソン・イファン、チャン・ウンビ
『アンニョン! 君の名は』
 英題 Hello Stranger/2010年/タイ/監督 バンジョン・ピサンタナクーン/出演 チャンタウィット・タナセーウィー、ヌンティダー・ソーポン
『マジック&ロス』
 2010年/日本・マレーシア・韓国・香港・フランス/監督 リム・カーワイ/出演 杉野希妃、キム・コッピ、ヤン・イクチュン

特集企画
「Directors in Focus:深田晃司という才能」
「韓国映画傑作選」
『下女』
 1960年/監督 キム・ギヨン/出演 キム・ジンギュ、イ・ウンシム、アン・ソンギ
『鯨とり』
 1984年/監督 ぺ・チャンホ/出演 アン・ソンギ、キム・スチョル、イ・ミスク/提供 太秦、アジア映画社

 これまでアジアの最新作を紹介するメイン・プログラム+関連企画で構成されていた大阪アジアン映画祭ですが、今年からメイン・プログラムが「特別招待作品部門」、「コンペティション部門」、「特集企画」の三部門に別れ、特別招待作品部門では11作品、コンペティション部門では10作品が上映されます。昨年までは最新作の上映は10作品強でしたので、上映作品は実質倍増。コンペ部門が新設されたことにより、本映画祭の知名度はアジア各国で一層高まっていくことになるでしょう。プログラミング・ディレクターが作品選定に責任を持ち、シネフィル達の熱い支持を受けている特色ある映画祭としては、東の東京フィルメックス、西の大阪アジアン映画祭が双璧と評される日も近いかも知れません。両者の違いは、東京フィルメックスがアート志向なのに対して、大阪アジアン映画祭はやや娯楽志向といった点でしょうか。

 さて、気になる韓国映画ですが、まずオープニングで『ハウスメイド(仮題)』が上映されます。言わずと知れた昨年のカンヌ映画祭コンペ部門招待作。監督のイム・サンスが来日するのは、シネマコリア2007で『懐かしの庭』を上映したとき以来のことになりますでしょうか。下の写真は、シネマコリア2007でのイム監督です。極めて頭の良い人ですが、それだけではなく、とてもお茶目で、意外なことに恥ずかしがり屋さんでもありました。

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 もう一作品、特別招待枠で上映される『The Servant 春香秘伝(仮題)』は、原題『房子(パンジャ)伝』。これまで何度も映画化されてきた韓国の古典恋愛物語「春香伝」を、『恋の罠 -淫乱書生-』のキム・デウ監督が大胆に再解釈した官能的な作品です。

 コンペ部門で上映されるのは3作品。『遭遇』は『奇跡の夏』のイム・テヒョン監督の第2作。韓国でも未公開の作品ですが、映画制作現場をネタにした作品のようです。『アンニョン! 君の名は』は、韓国ロケされたタイ映画で、昨年のタイでのNo.1ヒット作。韓国では今、外国映画の韓国ロケ誘致が盛んですが、その中でも最も成功した作品が、この『アンニョン! 君の名は』です。タイでの韓流ブームを知る上でも必見の作品。なお、この作品については、韓国映画振興委員会(KOFIC)が発行している雑誌"Korean Cinema Today"の最新号でも特集されています。英文ですが、関心のある方は一読されるとよいでしょう。"Success story behind Thailand’s Hello Stranger, a movie filmed in Korea"というタイトルの記事です。

"Korean Cinema Today"
 http://cinematoday.korea.com/

 『マジック&ロス』は、このブログでも再三ご紹介している杉野希妃さん、プロデュース&主演による多国籍映画。監督は大阪で映画を学んだマレーシア出身のリム・カーワイ、主演は杉野さんと『息もできない』のヤン・イクチュン&キム・コッピ。脚本なしで即興的に撮った実験映画テイストな作品です。また、上映作品は発表されていませんが、杉野さんのもうひとつのプロデュース&主演作『歓待』の深田晃司監督が、特集企画「Directors in Focus:深田晃司という才能」でフィーチャーされます。もし、この特集で『歓待』も上映されたら…ワタクシ的には今年の大阪アジアン映画祭は「杉野希妃」特集ですね。(^^

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シネマコリア2006での杉野さん


 もうひとつの特集企画「韓国映画傑作選」では、キム・ギヨン監督のオリジナル版『下女』と、1980年代の名作『鯨とり』が上映されます。今回、オープニング作品として上映されるイム・サンス版『ハウスメイド(仮題)』は、『下女』のリメイクです。オリジナルと比較して鑑賞する機会を提供するとは粋な計らいですね。また、『鯨とり』は1980年代から韓国映画を配給し続けているアジア映画社が、今夏、再封切りを計画している名作中の名作。『下女』にも『鯨とり』にもアン・ソンギが出演しています。前者では子役で、後者では乞食役で。これまたアン・ソンギという俳優の芸達者ぶりを再認識する絶好のチャンスです。

 各作品のあらすじなど、詳細は映画祭公式サイトをご参照ください。上映日程なども近日公開される予定です。

大阪アジアン映画祭2011 ~ 大阪発。日本全国、そしてアジアへ!
 2011/3/5(土)~3/13(日)
 http://www.oaff.jp/
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by seochon | 2011-01-31 23:53