シネマコリアの代表が、韓国映画と格闘する日々をつづります


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アジアのラブ・ストーリー No.1 は『猟奇的な彼女』?

 『DVD&ブルーレイでーた』の2月号を買ったところ、付録に「映画マニアに聞いた! 不朽のラブ・ストーリー100本」という冊子が入っていました。読者と映画関係者らへのアンケート調査の結果、ベスト10に選ばれたのは…

1.『ローマの休日』
2.『タイタニック』
3.『ラブ・アクチュアリー』
4.『猟奇的な彼女』
5.『エターナル・サンシャイン』
6.『プリティ・ウーマン』
7.『ゴースト ニューヨークの幻』
8.『アパートの鍵貸します』
9.『ノッティングヒルの恋人』
10.『ブロークバック・マウンテン』

でした。日本映画も含めてアジア映画でベスト10入りしたのは『猟奇的な彼女』。確かにこの映画、20代くらいの若い人と話しをしていると「好きな韓国映画」として、その名前がよく出てきます。劇場でリアルタイムで見たのではなく、多くの場合はDVDで見ているようです。杉野希妃さんが韓国映画に興味を持ったのもこの映画がきっかけでした。日本で若い世代に受け入れられた韓国映画は、この『猟奇的な彼女』が最初かも知れません。

 このほか、ベスト80にランクインした韓国映画は、44位の『私の頭の中の消しゴム』と65位の『八月のクリスマス』。やはり『消しゴム』は強いですね。日本で最もヒットした韓国映画だけあって「見たことのある韓国映画は1本だけ。『消しゴム』です」と言われたことも何度かあります。韓国映画新時代の到来を感じさせてくれた作品『八クリ』も根強い人気。

 ところで、このランキング、日本映画がひじょーに弱いです。ベスト80に入っているのは、たったの5作品。日本人同士がイチャイチャするのはこっぱずかしくて見てられない、ということなんでしょうか?(^^; ちなみにランクインしているのは『Love Letter』、大林版『時をかける少女』、『ジョゼと虎と魚たち』、『浮雲』、アニメ版『時をかける少女』の5作品。『Love Letter』と『ジョゼ』は韓国でも大人気で、前者は90年代を代表する(韓国での)ヒット作、後者は00年代を代表するヒット作。韓国映画にも多大な影響を与えた作品です。「日本よりむしろ韓国で人気がある」とすら思ってましたが、こうやってみると良い映画はどちらの国でも等しく評価されているようですね。

 でも、最近、日本でも韓国でも時代を代表するようなラブ・ストーリー映画が出てないような気がします。ちょっと残念ですね。ちなみに私のオススメはこのランキングでも12位に入っている『ある日どこかで』(1980年)。現代に生きる作家が70年前の女優と恋におちるSFラブ・ストーリー。ラフマニノフの『パガニーニのラプソディー』の使い方が秀逸で、クラシック・ファンにも大推薦です。公開年からして、大林版『時かけ』(1983年)にも影響を与えているかも知れません。
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by seochon | 2011-01-26 04:16